スポーツ用防護マットのあれこれ
防護マットの呼称について
この業界には団体等の組織が存在しないため呼称は、メーカー各社様々で統一されておりません、
そのなかで数例をご紹介します。
防護マット・防護カバー・防護パット・緩衝パット・緩衝マット・支柱パット・支柱カバー等々ありますが
一番多用されている呼称は、「防護マット」が使われているようです。
防護マットの使い分けを分類すると、室内用と屋外用があります。
室内用は、紫外線・雨風等にさらされないため、多品種の材料から選択可能ですが、
屋外用は、自然環境が厳しく、水を吸収してしまうものは型崩れし且つ寒冷地ではそのまま
凍ってしまい、そこへ衝撃が加わるとクッション材が破壊されることもあるので、
材料選びには慎重さを要します。
防護マットの芯材性能比較 |
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発泡ポリエチレン
○耐水性・耐久性に優れている。→屋外に適している
○軽量である。
○ウレタン系などに比べ、変形しにくい。→硬度がある
○水に浮きます。 |
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発泡ウレタンチップ
○ポリエチレン系に比べ、クッション性があります。
○ポリエチレン系に比べ、耐水性・耐久性が劣。→室内に適している。
○ポリエチレン系に比べ、柔軟性があります。
○椅子にも使われている。 |
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発泡ウレタン
○軟質ウレタン・硬質ウレタンなど種類が豊富。
○ポリエチレン系に比べ、耐水性・耐久性が劣る。→ 室内に適している
○ポリエチレン系に比べ、クッション性がある。
○薄いものは底づき感がある。
○柔軟性がある。 |
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発泡ポリエチレン |
発泡ウレタンチップ |
発泡ウレタン |
耐水性 |
○ |
× |
× |
耐久性 |
○ |
□ |
△ |
軽さ |
○ |
□ |
○ |
形状維持 |
○ |
□ |
× |
クッション性 |
△ |
□ |
○ |
経済性 |
△ |
□ |
○ |
凡例 ○…優れている □…普通 △…やや劣る ×…劣る
防護マット表皮材について |
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エステル防水帆布
○丈夫です。(破れにくい)
○カラーが少ない。
○トラック等の幌にも使われている。
○屋外用に適してます。
○非防炎 |
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ターポリン
○カラーが豊富。
○室内外兼用で汎用性が広い。
○グランドシート等にも使われている。
○防炎です。 |
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ビニールレザー
○カラーが豊富。
○表面にソフト感がある。
○適度な延びが出せる
○ソファー等にも使われている。
○室内用です。
○難燃性です。 |
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ゴムシート(厚さ2.0mm)
○丈夫です。(破れにくい)
○耐候性がある。
○硬化しにくい。
○野球場の外野フェンス、屋根の防水にも
○使われている。
○屋外用です。 |
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